ortofon SPU GTX E
新品 カートリッジ
SPU GTX E MC型カートリッジ
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出力電圧 (1kHz, 5cm/sec.)4mV
チャンネルバランス (1kHz)1.5dB
チャンネルセパレーション (1kHz)20dB
チャンネルセパレーション (15kHz)10dB
周波数特性 (20Hz-25,000Hz)±3dB
トラッキングアビリティー(315Hz、適正針圧下)60μm
水平コンプライアンス10μm/mN
スタイラスタイプElliptical
スタイラスチップ半径r/R 8/18μm
カンチレバー素材アルミニウム
適正針圧4.0g
針圧範囲3.0-5.0g
トラッキング角度20°
内部インピーダンス610Ω
推奨負荷インピーダンス47kΩ
コイル線材OFC
カートリッジシェル素材特殊ファイバー配合の樹脂素材 
自重37g
JAN5705796240504

復活から「新生」へ。21世紀のGT「E」、ここに完成

Ⅰ.SPU史上初、シェル本体とボトムカバーを完全同一素材化

SPU GTX Eは、MC型カートリッジとしては随一の歴史を誇るSPUシリーズの中で史上初めて、Gタイプのヘッドシェル本体とそのボトムカバーを完全に同一の素材としました。これまでのGシェル用ボトムカバーはヘッドシェルと異なる素材を用いており、またその多くが単一素材の樹脂を成型したもので、年代ごとの微細な形状変化を除くとその相違点はカバー色のみでした。長年の慣習でもあるこのボトムカバーは、GシェルとともにSPUを構成するシンボルとして今なお多くのモデルに採用されています。

その唯一の例外は、2018年にオルトフォン創立100周年記念モデルとして限定生産されたThe SPU Centuryのボトムカバーでした。CenturyではSLM(Selective Laser Melting)によるアルミ粉末のレーザー溶融で成形されたGシェル本体と、無垢木材を切削加工したボトムカバーを合わせることで、素材それぞれが持つ共振を互いに活かし、その上で理想的な音色となるよう絶妙にコントロールされた逸品となりました。しかしその一方で、ヘッドシェル本体とボトムカバーを完全に同一素材で構成することもひとつの理想的な方法といえます。

実際にこれと類似した方法を採用しているのがオルトフォンのConcordeシリーズであり、単一素材で構成されたハウジングは癖のない「accuracy(正確)」なサウンドの要となっています。GTXシリーズの元となったSPU GTE 105では、この構成方法を意識した新世代のGT用ヘッドシェルとすべくベース部分とヘッドシェル本体を一体化。旧来の金属製ベースや固定ネジなどのパーツを排除し、ヘッドシェル本体側の素材を均質化しています。これに続く本シリーズでは更なる改良が施され、ヘッドシェル本体のみならずボトムカバー部分にまで特殊ファイバーを配合した樹脂素材を採用することでSPU史上初のシェル・カバー素材の均質化を実現。それと同時にシェルやカバーの更なる高剛性化もあわせて達成しており、「新生」GTに相応しいGシェルがここに具現化されました。

また本シリーズには、アニバーサリーモデルとして開発されたThe SPU Centuryなどとは異なり業務用機器を祖とするサウンドポリシーがあります。そのため、ヘッドシェルに起因する音色の色づけは極力排し、サウンドの「正確さ」を重視しました。GTXのサウンドの要は、愛聴盤そのものと内蔵昇圧トランスです。新規開発されたGシェルとボトムカバーは、本シリーズのサウンドを構成する背骨として極めて重要な役割を担ってはいますが、あくまで「正確さ」を支えるための黒子に徹しています。

 

Ⅱ.SPUの伝統、丸針と楕円針の2モデルをラインナップ

レコード会社や放送局などのプレイバック・スタンダードとして開発されたSPUは、シリーズ誕生後の早いうちから丸針(Spherical)と楕円針(Elliptical)仕様の2機種で構成され続けており、いわゆるオールド・SPUと称されるSPU G/GEや、これの後継モデルであり現行製品へと連なるSPU Classic G/GEシリーズ、エントリーモデルのSPU #1S/Eなどがこれに該当します。この流れを踏襲したSPU GTXシリーズもまた、これらのモデルから引き継がれた王道のアルミカンチレバーを備え、その先端には丸針か楕円針が取り付けられています。

本機はスタイラスチップを丸針よりも高性能な楕円針としたモデルで、丸針のGTX Sよりも再生時のレンジ感や特性に優れ、また微細な信号もピックアップすることが可能です。そのため、レコードプレーヤーやトーンアームなどのセッティングを細かく行うと、楕円針の特性をより良い状態で活かすことが可能となります。エネルギー感だけでなく、繊細さやレンジ感も欲しい場合には楕円針のGTX Eの出番です。

ブランド情報

ortofon

1918年、デンマークで誕生したオルトフォン。100年の伝統と歴史の中で培ってきた技術と最新テクノロジーを融合して再現されるアナログサウンドは、世界中のファンに愛され続けています。オルトフォンのカートリッジは、レコードに刻まれた音を忠実・正確に再現するだけでなく、音楽の持つ情熱や情景までを描き切ります。